1. 研修プログラムの概要

 消化器内科では、「全身を診ることのできる医師」の育成を目指し、原則として大学病院で1年間消化器内科の基本的な臨床研修を行った後、関連病院で1〜2年間実践的な臨床研修を行います。


■入局1年目:大学病院での臨床研修では、消化管(4ヶ月間)、胆膵(4ヶ月間)、肝臓(4ヶ月間)をローテーションしますが、肝臓の研修中も内視鏡検査は行います。また、化学療法の研修は全期間通じて行います。なお、夏期研修中には1週間の研究期間を設定し、研究に携わる時間を設けています。


■入局2年目以降:豊富な関連病院で臨床研修を行います。関連病院では、救急も含めた一般内科と消化器内科の2つの臨床研修を行うことで、内科医としての幅広い知識を備えるとともに、消化器内科医としての専門技能を身につけることを目指します。



※1 消化器病専門医、消化器内視鏡専門医
※2 がん薬物療法専門医、がん治療認定医、肝臓専門医、超音波専門医 等

2. 多様な研修コース

 社会人大学院の入学の時期によって、(A)大学院コース(B)医員コースに分かれますが、初期研修の2年目に11ヶ月間消化器内科で基礎研修を行う(C)初期研修特別コースもあります。


(A)大学院コース
 入局1年目より大学院に入学し、臨床研修を行いながら学位研究を始めます。4年間の在学中に原則として1年間、関連病院で臨床研修を行います。

(B)医員コース
 医員として入局し、2年目、3年目の2年間、関連病院で臨床研修を行います。4年目に大学病院に戻り、臨床研修を継続しながら研究を開始します。2年目に大学院に入学して(A)大学院コースへ入ることも可能です。

(C)初期研修特別コース
 初期研修2年目を11ヶ月消化器内科で研修を行います。入局1年目に大学院に入学して(A)大学院コースの2年目として関連病院での実践的な臨床研修または大学病院での臨床研修を行うことが可能ですし、(B)医員コースの2年目として関連病院での臨床研修を行うことも可能です。

3. 大学病院での専門研修週間スケジュール

■病棟患者の主治医となり、検査・治療、外来係を担当します。
■関連病院での週1回のパートによる地域の診療支援(外来、検診、検査、病棟の業務など)も行います。

4. 研修中に取得する専門医資格

 当科で取得する主な専門医としては、①消化器病専門医 ②消化器内視鏡専門医 ③がん薬物療法専門医 ④肝臓病専門医(腹部超音波専門医)などが挙げられます。当科では研修期間内でこれらの専門医を効率的に取得できるよう、サブスペシャリティの取得モデルとして以下3つのコースを設定しています。ただし、各コースは固定分断されたものではなく,複数コースの同時選択または順次選択が可能であり、また前述の大学院コースとの並行も可能です。

各コースがゆるやかに連関する当科での臨床研修を通して、基本知識の取得から実践技術の養成、さらに高度な技術へのレベルアップを図り、それぞれが目指す専門医を軸とした幅広い能力を養ってゆきます。

当科でのサブスペシャリティ取得モデルコースと取得できる専門医

当科の専門医・指導医数 2018年10月1日現在

5.研究と大学院

 当科における大学院生は、徳島大学病院の医員として臨床業務を行って給与をもらいながら、社会人大学院生として研究を行っています。それは、臨床と研究とは密接に関連しており、完全に切り離すことはできないと考えているからです。また、大学院の期間(4年間)のうちの原則1年間は関連病院で臨床研修を行い、臨床医としての腕を磨いて頂きます。
 毎週火曜日の朝には、医局のメンバー参加による研究カンファレンスを開き、大学院生の研究経過の報告、確認を行っています。また、木曜日の朝のセミナーでは、抄読会を行っています。
 また、臨床能力の向上に加えて、科学的思考力を身につけてもらうため、国内外を問わず学会や研究会での発表を積極的に行っています。優秀な発表に対しては、学会賞を授与されることがあり、若い先生方にとって大変刺激になっています。


研究カンファレンス

ハンズオンセミナー
6.国内外への臨床・研究留学

当科の医師は、3~4年勤務して一通りのことが出来るようになった段階で、がん研究センターなどの専門的な病院に国内留学をします。また、国内留学を終えて、大学で専門的な業務が出来るようになったところで、海外に2年間留学します。


Baylor University Medical Center at Dallasにて(中央:三好人正 助教)

海外・国内留学実績(2013年4月~2017年3月)
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7. 研修関連病院

8.同門会

当科は徳島大学旧第二内科の流れを汲む教室ですので、徳島県をはじめ、高知県、香川県、愛媛県など四国中に多くの関連病院があり、多様な病院で研修を行うことが出来ます。同門の先輩方である数多くの先生方の病院と密接に連携しながら診察を行うとともに、消化器疾患の臨床研究も一緒に行っています。さらに、毎年6月に開講記念会を開催し、関連施設からの臨床研究発表や特別講演を行い、優秀な研究内容には同門会より奨学賞が付与されます。また、8月に同門会との野球親善試合・懇親会、12月に忘年会を開き、親交を深めています。


同門会との野球親善試合
9.問い合わせ先

・徳島大学消化器内科 岡本 耕一(医局長)
・TEL 088-633-7124  FAX 088-633-9235
・電子メール nontarou★tokushima-u.ac.jp (★を@に置き換えてください)